剪定とは

庭木をいつまでも美しい姿に保ち、庭全体のバランスを維持するために剪定は大切な作業です。
・剪定の作業はむだな枝を取り除き、樹形を整えます。
・老化した枝を、新しい枝と更新させ、木を若返らせます。
・花木の開花、結実を促すために剪定します。
・病害虫の予防のために剪定します。
・剪定作業で日当たりや風通しを確保して丈夫な木を育てます。

 

剪定の作業する時期

常緑樹は木がいたみやすいので厳冬期を避け、春の盛んな萌芽が一段落する6月頃と夏枝の伸びが止まる10月頃が適しています。
針葉樹は春と10月頃がよく、落葉樹は葉が落ちて樹木の休眠期となる11〜3月頃に剪定するのが良いとされています。
花木については落花直後に行います。
実のなる木は実が落ちてから行います。
冬期は、大きな剪定が可能であり、それ以外の時期は、小さな剪定のみとなります。

 

忌み枝の種類

剪定とは「樹形を整える」「不要な枝を取り除く」ことです。
取り除くべき不要な枝とは、樹形の美しさを損なう、採光や通風の妨げになる枝、樹勢を衰えさせるような枝のことで「忌み枝」とも呼ばれます。

 

[枯れ枝]…見た目が悪いだけでなく、病害虫の発生源となったり、風などで突然折れて落下する危険性もあります。

 

[徒長枝(飛び枝)]…他の枝に比べて、勢いよく飛び出すように長くまっすぐに伸びた枝で、樹形を崩してしまいます。
強剪定した場合養水分のはけ口がなくなるので、徒長枝が発生しやすくなると言われています。

 

[立ち枝]…横に広がるべきところから、勢いよくまっすぐに直立して伸びた枝で、ほかの枝の養分をとるので切り除きます。

 

[胴吹き]…幹に直接細かく多数出ている枝です。樹形を崩すと共に、栄養が他の枝葉に行き渡らなくなり樹を衰弱させる原因にもなります。

 

[ヤゴ・ヒコバエ]…樹の根元から勢いよく伸びる細い枝のことで、樹形を崩すと共に、本体の幹の養分がを取られてしまいます。樹を弱らせる原因にもなります。

 

[懐(ふところ)枝]…樹幹に近い懐部分に出る枝で、通風や採光を妨げになります。 切り除きます。

 

[逆さ枝・絡み枝]…自然な枝の流れと逆方向に伸びた枝で、景観を損なうので切り除きます。

 

[重なり枝]…平行枝ともいいます。複数の枝が同じ方向に平行に伸びたもので、樹形のバランスを崩します。枝の間隔をみて一方を切り除きます。

 

[かんぬき枝]…幹の同じ位置から左右対称に伸びたもので、自然な樹形ではないためどちらか一方を取り除きます。

 

[車枝]…一箇所から三本以上の枝が放射状に出るもので、高木では1本にし、低木では2〜3本にします。

 

[垂れ枝(下がり枝)]…下方に向かって伸びた枝で樹形を乱します。

 

この他、枝が込みすぎた部分は枝透かしをして、通風と採光を確保することも大事です。